感動の品揃えですし
お仕事帰りに、近所の薬局に寄りました。
ヨーグルト4個と引き換えられるチケットを友人から4枚(つまり16個分)いただいたので、日用品のまとめ買いと合わせて、アロエやらブルーベリーやらのヨーグルトを8個カゴに入れてレジへ。
長蛇の列でしたが、テキパキしたベテラン店員さん達のおかげでスムーズに私の番へ。
週末には無くなるかなーと計算しながらヨーグルトのチケットを若い女性店員さんに渡すと、すべての商品のバーコードを読み取った後、少々困惑した顔で持ち場を離れ、これまた若い中国人の女性店員さんを連れてきました。
私「大丈夫ですか?」
店「使えますが、手続き(?)等を後ほどこちらで行うので、レジには通さずにヨーグルトをそのままお渡しして、チケットをお預かりしますね。」
ふむ。。?
それってお店的に大丈夫なんかな、、?
でもヨーグルトは無事に引き換えできそうだからいっか。
わかりました。と返すと、ヨーグルトのキャンセルを行うために私の全3000円分の日用品たちが再びレジを通されていきます。
2回も通されるなら、ナプキン3つも買うんじゃなかった。かさばる。カゴの中の存在感。
なんて少し後悔しながら待っていると、何度も丁寧に頭を下げてくださる2人の店員さん。
「お忙しいところすみません。」
私「いえいえ。(全然大丈夫なので、そのてっぺんに置かれたナプキンを先にください。)」
とは言えませんでしたが、軽く談笑している間にすべて袋へ詰めてくださいました。
「お待たせいたしマシタ。」
日本語が上手。けれど語尾を聞くとやはり中国の方独特の発音。
とても丁寧に接客してくださいました。
お礼を言って受け取り、お店を出た後、来週までもつかなーなんて計算しながら歩いていたところ、数十メートル進んだ先で肩を叩かれました。
振り返ると、急いで追いかけてきたのか、軽く息を乱した先ほどの中国人の店員さん。
???
どうしたんだろう?
店「あの!うちのお店安いので、他のお店で買われた方がいいかもしれマセン!」
、、、
今それを言う?!
何事かと思いきや。
少し笑ってしまいながら、返事しました。
私「や、大丈夫ですよ。もう貰いましたし」
店「もったいないですよ!では、差額をお渡ししまス!!」
私「本当に大丈夫ですよ。」
店「だって、それで何か別の物が買えまスよ?!」
んーむ。親切な人だなあ。
全然諦めない。
しかし他のお店とそんなにきっと変わらないし、構わないのだけど。
私「だって、それってきっと何十円とかですよね?」
夜道でしたし、もうそろそろ帰ろうと思ってそう告げると、中国人の方は3秒ほど黙り、顔をあげてはっきりこう言いました。
店「お店的に、だめなの!!」
なぜ。
なぜ突然のタメ語。
そして早くそれを言って。
こちらが諦め、一緒に薬局へ戻りながら聞いてみると、「差額もらっちゃうと、本部の人にちょっとやられちゃうのでス」とのことでした。
「何を」とはもちろん聞けず、私の大きな買い物袋は再びレジへ。
そして3つのナプキンは本日3度目のバーコード読み取りへ。
三度目の正直でやっと帰路についているとき、貰った差額の61円を右手に握りしめながら、ナプキンは次からLOHACOで頼もうと心に誓いました。